話 3
私はお嬢様の湿った遺体を背負って長い間歩き続けた。
ようやく、この広がる砂漠の中で、オアシスのある場所を見つけ、お嬢様をそこに安置した。
ここが唯一、少しでも体裁が整った場所に見えた。
立ち止まると、頭の中にはお嬢様が私にしてくれた温かい思い出が浮かんだ。
彼女は私を姉妹のように接してくれた。
決して叱ったり打ったりせず、美味しいものがあると一緒に分け合い、私を召使いのように扱うことはなかった。
私はとても悲しかった。 お嬢様は私の生活を支えてくれた恩人であり、当然彼女に報いるべきなのだ。
考えた末、私は当時の首都に行くことに決めた。
科挙の最高位を得た者を訪ね、亡くなったお嬢様と秦家のために公正を求めるのだ。
野宿しながら辛抱して、ついに当時の首都にたどり着いた。
城門を目にした時、もう耐えられずに気を失ってしまった。
再び目を覚ました時、私は医館にいた。 親切な人が私を連れて来てくれたのだ。
彼の口から、私は知った。
かつての科挙の最高位を得た者は既に姫と結婚し、皇帝の娘婿となり、今では皇帝の側近であることを。
私は今すぐにでも問い詰めに行きたかった。 お嬢様の亡骸がまだ冷めやらぬうちに、なぜ他の人と結婚したのかと。
しかし、今の私の立場では、その機会はないと分かっていた。
私は機会を待たなければならなかった。
今すぐ全編を読む
作者の『Moboreader』を応援して、素晴らしい物語の続きを楽しみましょう!
全話ロック解除