十二年前、運命の荒波に襲われ、両親を失った蘇苒は孤独に彷徨っていた。そんな時、「冷血の二爺」と恐れられる沈行簡が、反抗的な彼女に甘えん坊だった。喧嘩ばかりした「小魔女」だが、二爺は誇らしげに「俺の育てたバラだ。俺に似てる」と笑った。