愛と命の間で迷った一瞬の選択が、最悪の結果を招いた。病院に向かう救急車を、夫が愛人とのひとときのために止めてしまう。その結果、救命が遅れ母親は命を落としてしまう。裏切りと無情な現実が交錯する中、家族は壊れ、命を守ることができなかった無情さが全てを支配する。